坐骨神経痛って?

坐骨神経痛について

こんにちは。ペルレのなか鍼灸整骨院です!みなさん、坐骨神経痛って聞いたことがありませんか?今回はその坐骨神経痛についてお話していきます。 坐骨神経痛とは、病名ではなく症状のことです。坐骨神経というのは、腰から臀部、そして太ももの後ろ側を通って、足の先まで伸びている神経と呼び、その坐骨神経が何らかの影響によって圧迫されたり、刺激されたりすることで、障害を受けることがあります。その神経が筋や関節、椎間板等で圧迫されると神経に異常がもたらされ、神経の走行に沿って疼痛、しびれの症状が現れます。

坐骨神経痛になる原因や症状

坐骨神経痛の主な症状ですが、この症状は主に中高年の人に多く見られることやや太もも・すね・ふくらはぎ・足などにかけて鋭い痛みや痺れを伴う痛みが起きる、もしくはふくらはぎの張り感・冷感・灼熱感・締め付け感など個人差を持つ様々な症状が発症し、このような症状は足の一部分だけに強く起きることもあれば足全体に強烈な痛みを感じるケースもあります。 腰を動かしたときに足の痛みが激しくなるケース、安静な状態になっていてもお尻や足などが激しい痛みを持つため眠ることができないケース、足だけでなく腰にも痛みがある、体をかがめたときに痛みがあり靴下をはくことができなかったり立っていると足が痛くなるので立っていることが困難になるなど日常生活に支障をきたす症状が起こることも少なくありません。 中高年の方に多い症状ではあるけれども、若い人でも生じるケースもあり年齢が若い場合には腰椎椎間板ヘルニアのケースが多いこと、そして高齢者などでは腰部脊柱管狭窄が増えるケースが多いようです。腰椎椎間板ヘルニアおよび腰部脊柱管狭窄は、いずれも背骨の腰の部分に生じる異常により神経根が圧迫され下半身に痛みや痺れを伴うような痛みが起きるのが特徴、背骨の腰の部分は腰椎と呼ばれます。

椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアは下半身に痛みが起きるのが特徴ですが、背骨には椎体と呼ぶ骨とその間でクッションの役割を持つ椎間板が交互に積み重なるような構造を持ちます。椎間板の内部はゼリー状の髄核と呼ばれる部分があって、椎間板ヘルニアは何らかの理由により髄核が押し出されてしまう、脊柱管内部を通る神経が圧迫されやすくなりこの圧迫が原因で痛みやしびれるような症状が起こる、そして腰のあたりの背骨で生じるのが腰椎椎間板ヘルニアです。

腰部脊柱管狭窄症

腰部脊柱管狭窄症は、下半身に痛みやしびれを伴うような痛みが生じることがある、麻痺や間欠跛行と呼ばれる痛みによる歩行障害を伴ってしまうこともあるなど車椅子の生活が必要になることもあるようです。背骨は、体全体を支える役割や脳から背骨に沿い延びている神経を守る役割があり、この神経が通る背骨の隙間を脊柱管と呼びます。お尻の奥には、お尻を横切るように筋肉の内部を通る坐骨神経がありますが、外傷やスポーツ活動などが原因で圧迫されて起きる症状を梨状筋症候群と呼ばれています 腰部脊柱管狭窄症や腰椎椎間板ヘルニア、そして梨状筋症候群などの疾患はいずれも坐骨神経を圧迫する形になるので坐骨神経痛を引き起こすことがありますが、脊椎・脊髄などのがんや骨盤内のがんなども同じように神経を圧迫して痛みが生じるケースは多いといいます。

筋肉の衰えが坐骨神経痛の原因にも・・・

筋肉量は20代をピークに減少していきますが、中でも最も衰えが早いのは下肢の筋肉。上肢や体幹よりも早く、大きく減少していきます。 実は比較的軽症の坐骨神経痛の場合、おしりの筋肉の衰えが原因になっている事が分かっているのです。 おしりの筋肉は…
  • 坐骨神経を保護する
  • 坐骨神経に栄養を供給する血管を守る
  • 坐骨神経を冷えから守り血流を維持する
という役割があります。 そのため軽度の坐骨神経痛であれば、筋肉をつける事である程度改善できます!!

坐骨神経痛になったらやってはいけないこと

重たい物を持つ

坐骨神経痛が出る原因として、腰のヘルニアや腰の骨の変形、すべり症などが考えられます。そのため、重たいものを持ち、腰に負担がかかるような状態は避けなければなりません。どうしても重たいものを持たなければならない場合は、上半身が曲がりすぎないように注意し、足を深く曲げて荷物を持つ必要があります。前傾姿勢で椎間板への圧力は強くなるため、上半身を伸ばしておくことで、椎間板へのストレスを減らすことができます。  

過剰にストレッチを頑張る

坐骨神経痛を発症する方の中には、もともと慢性的に腰痛があり、腰回りの筋肉が硬い状態の人も多いと思います。坐骨神経痛が出たことをきっかけに、腰回りのストレッチを闇雲に行うこともリスクがあります。間違ったストレッチは、腰の骨の変形やズレ、ヘルニアなどを悪くしてしまう可能性があります。ストレッチをする場合は、医療機関の専門家と相談をしつつ、正しい方法で行う必要があります。  

過剰に安静にする

坐骨神経痛がある状態でも、普通の生活はなんとか送れる場合があります。坐骨神経痛の痛みは強いので、痛みを出したくないという思いから、過剰に安静にしてしまう方もいらっしゃいます。過剰に安静にすることは、坐骨神経痛の根本的な改善にはつながりません。安静にすることにより、体を支える筋力が落ち、さらに坐骨神経痛が出やすい体になってしまう悪循環に陥ってしまうことが考えられます。痛みが出ない範囲で通常通りの生活を送り、筋力を維持していくことは大切です。一般的な腰痛でも、治療のための安静は推奨されていません。  

激しい運動をする

坐骨神経痛の方は、すでに腹筋や背筋などの筋力が低下していることが考えられます。筋力が落ちていると腰回りに負担がかかり、腰回りの靭帯や筋肉、椎間板などにダメージが蓄積し、坐骨神経痛を発症していることが考えられます。そのため、ジャンプや急激な動作などを伴う激しい運動をしてしまうと、神経を傷つけてしまい、さらに坐骨神経痛を悪化させる可能性が考えられます。  

長時間同じ姿勢をとる

長時間同じ姿勢でいると、腰回りや足にかけての血流が悪くなります。また、椎間板に対しても、一定の部位にストレスがかかり続けるため、変形が起こりやすくなってしまいます。そのため、長時間同じ姿勢でいることは避け、定期的に体を動かすようにして特定の部位に対して負担がかからないようにしていきましょう!  

体重を増やしてしまう

体重が増えてしてしまうと、お腹が重くなるため反り腰になります。腰の骨に変形があったり、すべり症があったりする場合には、症状が増悪する可能性があります。体が重たくなってしまうと動くことも面倒になってしまったり、姿勢のコントロールが大変になってしまったりします。普段から食生活などに気をつけ、体重が増加しないように気をつけていきましょう。

対処法・予防策について

お尻から太もも、足にかけて、痛みやしびれが生じている場合、どのように対処すれば良いのでしょうか。坐骨神経痛は、腰部付近での神経圧迫が主な原因に考えられます。症状を改善、予防するためにも、ストレッチやマッサージ、温浴を中心に、腰まわりの緊張をやわらげていきましょう。  
【自分で行える坐骨神経痛の対処法】

●温める

ホットパック蒸しタオルなどで、腰部、お尻、足の付け根を中心に温めていきましょう。温めることで筋緊張が緩和し、神経の圧迫が取れやすくなります。また、循環の改善による、しびれや痛みの軽減も期待できます。

●ストレッチ

坐骨神経痛には、お尻、股間節、太もものストレッチが有効です。
  • お尻のストレッチ:仰向けに寝て、片膝を胸に近づけるようにして抱える。
  • 股関節のストレッチ:両足裏を合わせて座り、股関節を広げるようにする。
  • 太もものストレッチ:膝を伸ばしたまま、上半身を前に倒していく。

●セルフマッサージ

ボール状のもの(テニス、野球、ゴルフのボールなど)をお尻の下に置いて仰向けに寝ます。そして、自分の体重をうまく利用して、お尻の筋肉をほぐしていきましょう  
日常生活で行える坐骨神経痛の予防方法

●入浴

湯船に浸かった入浴によって、全身を温めましょう。身体を温めることで、血行の促進と筋緊張の緩和を期待できます。 38〜40度ほどのお湯に、時間をかけてゆっくり浸かることをおすすします。

●筋力トレーニング

脊柱やお尻の筋肉への負担を軽減するため、体幹の筋力を鍛えましょう
・腹筋
仰向けに寝て、両膝を立てます。 ゆっくりと息を吐きながら、ヘソを見るようなイメージで腹筋にグッと力を入れましょう。 (肩甲骨を軽く浮かせる程度で構いません)
・お尻のトレーニング
仰向けに寝て、両膝を立てます。 そこから、お尻の穴を締めるようなイメージで、お尻を浮かせていきます。 (腰痛の原因となるため、腰は反らさないようにしましょう)

長時間同じ姿勢をとらない

身体を長時間動かさないと、筋緊張が強まり、循環も低下してきます。デスクワークや車の運転、立ち仕事中など、こまめに休憩を入れて身体を動かすようにしましょう  

まとめ

いかがでしたでしょうか? 坐骨神経痛が筋肉が原因と知らなかった方は驚きますよね。でも実際に坐骨神経痛で苦しんでおられる患者様が治療をして症状が改善されています!プロの手を借りて、適切な対処法を身につければ、効果的なセルフケアにつながります。 当院では、手技療法もそうですし、鍼灸治療や最新の治療機器、超音波治療器などでそれぞれの症状にあった治療をしていきます!もし坐骨神経痛で辛い思いをされている方はぜひ一度ご相談ください♪ 本日もブログを読んでいただき有難うございました!!  
ペルレのなか鍼灸整骨院
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